2011年09月10日

My favorite place

My favorite place

小さいころから大好きだったもの。
あたたかな光。グラスの重なる音とおとなたちの笑い声。
おいしい料理に
気持ちいいjazzやbluesが流れてたら、いうことなし。

昔、福岡のど真ん中にあった、お気に入りのレストラン。
ガラス張りのキッチンには、顔ぐらいの大きなフライパンがたくさん。
こぼれでる炎と通りまで漂ってくる焼き立てのパンの匂い。
カキは、オーブンで表面のパン粉がカリカリになるまで石焼にして、
新鮮なお肉はスパイスをたっぷり、丸ごとローストにして、
最後は、魚貝たっぷりのGumboで。
入口には、真っ赤なトマトが山積みにされていて、
かぶりつくとその甘かったこと!
父の不良仲間だったマスターはいつも笑って言ってた。
「うまかろーが!」

「Mclintockにいこう!」
だれかがそう言いだすのは、何か“うれしいこと”があったしるし。
だれかの誕生日、結婚式、みんなで集まる場所だった。
今は、静かな住宅街に移って、
落ち着いた雰囲気のお店になったけど、
今でも、小さいころの幸せな思い出の場所。

だからきっと、そんなことを思い出せるカウンターを
いつまでも探してしまうんだろう。



My favorite place

年代物のオールドボトルたちに囲まれて。
どのくらい、歩いてきたかわからないジョニー・ウォーカー と。



Posted by bearhand at 20:42│Comments(0)
 
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