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2010年08月05日

「闘いの美学-沖縄、島の土から」

「闘いの美学-沖縄、島の土から」

とり急ぎ、東京近郊の方に、大事なお知らせです。

『チビチリガマから日本国を問う!』
  ~シリーズ「ゆんたんざ未来世」特別編集版〜
     (監督:西山正啓/ドキュメンタリー105分)

★8月13日(金)
開場:17時30分
上映:18時〜
トーク:西山正啓(映画監督)金城実(彫刻家)小倉利丸(富山大学教員) 

場所:新川区民会館 7号室(中央区新川1-26-1 Tel :03-3551-7000 ※上記地図参照)
会費:1000円


★8月17日(火)18時30分~21時30分

ところ/世田谷生活文化情報センター(キャロットタワー内)
5階セミナールーム(tel:03-5432-1526)
交通案内/東急田園都市線「三軒茶屋」駅下車徒歩2分(地下道直結)
東急世田谷線「三軒茶屋」駅下車0分
参加資料代1000円
本編上映に先立ち、映画「米軍再編・岩国の選択」ダイジェスト版(17分)を上映します。又上映後終了後は金城実さん、西山監督を囲んでトーク交流会があります。【注】当日会場内で、二人の写真家(大木晴子、高橋美香)による「金城実ミニ写真展」があります。

上映の問い合わせ080-5255-7406(西山)

<西山正啓監督プロフィール>
1948 年山口県生まれ。
'82「みちことオーサ」で初監督。以後、'85「おもしろ学校の一日~名取弘文の公開授業」、'87「ゆんたんざ沖縄」、'90「しがらきから吹いてくる風」、'93「水からの速達」'99「ベトナムに生まれて~枯葉剤を浴びた村から」2005「水俣 わが故郷~ほっとはうす流もやい直し」と、教育、福祉、環境、米軍基地と日本の関わりなど、幅広いテーマのドキュメンタリーを撮る。
2006年ドキュメンタリー映画「米軍再編 岩国の選択」、2007 年「消えた鎮守の森」を完成し全国各地で上映運動が広がっている。1999年より福岡教育大学『共生社会論』講師。

映画については、前ブログで掲載してます。http://bearhand.ti-da.net/e2910653.html


★8月6日(金)〜8月21日(土)
金城実 (Kinjyo Minoru) 展 「闘いの美学 ― 沖縄、島の土から」
開廊:12時~19時

 
今夏8月、沖縄の彫刻家・金城実氏の個展を東京・茅場町 GALLERY MAKI で開催いたします。これは同ギャラリーの企画として毎年実施している「群島のアート考古学」シリーズの一環、「古川美佳(韓国美術・文化研究)連続企画〈東アジア文化論〉」の第4回目にあたります。(「群島のアート考古学」及び、古川美佳連続企画「21世紀の東アジア文化論」については、下記の関連テキストをご覧ください)

今回は、新作「大逆事件」(木彫)の他、「沖縄の風景」、「吟遊詩人」等の彫刻、レリーフ十数点を展示します。大レリーフ「戦争と人間」などの大作と並行して制作されてきた今回の小品群は、あたかもその大作の部分が凝縮されたかのような緊張感・存在感を放っています。

その金城実氏の作品世界にスポットをあてながら、「彫刻家」としてはもとより、沖縄とヤマトの歴史のひずみをみすえ、人間の尊厳を求めてたたかってこられた「活動家」としての氏の全容にもくい込み、沖縄を、私たち自身を、いまいちど芸術を通して見つめ直す「現場」を創出していきたいと考えています。

折しも1960年の安保改定から50年、そのツケが沖縄に棘のように刺さったまま、民主党政権の下、改めて米軍基地問題として顕在化しています。また今年は「韓国併合100年」にもあたり、アジアにおける植民地支配の清算も問われています。沖縄米軍基地問題は、いまや「日米軍事植民地体制」と化して、ヤマトの実態を露わにし、未来を問いただしているのです。

こうした問題をこのまま封印せずに、どのように表現し、行動していくか?沖縄のあり様を、政治と文化を柔軟に行き交う生活者―民衆の視点であぶり出す―怒りあり、笑いあり、涙ありの金城実作品展と語りあいに、ぜひともご参加ください。

 
イベントのお問い合わせは GALLERY MAKI まで。
         TEL/FAX:03-3297-0717

<金城 実氏プロフィール>
1939年沖縄県勝連町浜比嘉島生まれ。1965年京都外語大学卒業、大阪市立天王寺夜間中学校、西宮市立西宮西高校、近畿大学付属高校などの講師をつとめながら彫刻活動に従事。1994年沖縄に帰り読谷村に在住し彫刻に専念。1970年沖縄での反米「コザ事件」に刺激され彫刻制作を開始、1971年代表作「沖縄」制作、1979年「戦争と人間」大彫刻展で全国80箇所キャラバン実施、1987年読谷村チビチリガマに「世代を結ぶ平和の像」建立、長崎原爆記念館に「平和の母子像」建立、1999年韓国英陽郡に「恨之碑」建立、1997年より100m大レリーフ「戦争と人間」制作に着手、2007年完成、大展示会。2008年「アートで表現するYASUKUNI展」出品等多数。
著書に、『土の笑い』(筑摩書房)、『神々の笑い』(径書房)、『沖縄を彫る』(現代書館)、『民衆を彫る』(解放出版社)等。


4月6日に行われた普天間基地「県外移設」の公約履行をもとめる国会前での座り込みの様子。



Posted by bearhand at 09:46│Comments(0)
 
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